■ パリ&ノルマンディ紀行 ■   Tea Salon  2        Photo Studio |TOP|HOME|

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ジヴェルニー&ルーアン
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2日目:2008年10月10日(金)

■ 電車に乗って

 朝6時起床。カーテンを開けると、まだ外は真っ暗だった。日の出はまだまだ先らしい。私は熟睡したけど、母親は車の音がうるさくてあまり寝れなかったらしい。そんなにうるさかったかな〜。
 いそいそと着替えをして、母親が持ってきていたシリアル系のお菓子と昨日のお惣菜の残りを朝ご飯代わりに食べる。昨日の夜、パン買ってこれなかったからね。外は寒そうなので、いっぱい重ね着をして、暖かい格好に。
 7時にホテルを出発。フロントに鍵を預けに行くと、フロントのおじさんが、「今日はどこに行くの?」と会話をしてきた。
「ジヴェルニーに行く予定です」
 続けて
「どうやって行くの?」
 というので、
「ここから地下鉄まで歩いていって、地下鉄でサン・ラザール駅に行きます」
 と、答えると
「サン・ラザール駅に行くなら、ホテルを出て、右手にバス乗り場があるから、24番のバスに乗るといいよ。24番。あなたたちの部屋と同じ番号だね」
 と、ルームキーに書いてある24という数字を指差しながら教えてくれた。その上、フロントから出てきて、ホテルの外に出ると、バス停を指差して「あそこだよ」って。親切すぎる。
 バスが何時にくるかわからないので、どうしようかな〜と言いながらもまだ薄暗い道をバス停に向かっていったら、ちょうどきたよ、24番のバス!! 指で差しながら慌てていったら、バスの運転手さん、待っててくれた。パリはいい人がいっぱいだ。
 24番バスはサン・ラザール駅行きなので、そのまま終点まで乗っていていいという気楽さ。昨日、購入しておいたカルネを使って乗車した。
 薄暗いパリの街。人も全然いない。7時15分、あっという間にサン・ラザール駅に到着した。駅まで歩く時間とか、待ち時間とか考えての出発だったので、あまりの早い到着にビックリ。予定の電車まであと1時間もあるよ。余裕だね。
 駅に入って、チケット売り場を探す。ホームがあるフロアーまであがると、入口すぐ側にそれっぽい窓口があったので、早速入って聞いてみると、ここじゃなくって、反対側だと後ろを指差された。違うらしいので、そこを出て、反対に向かって歩いていく。たくさんあるホームを横切って反対の端にsncfの窓口が!! それも、並んでいるから早めに行こうというのを読んだんだけど、まったく並んでない。ガラガラ。朝が早いから?
 それでも数人待って、カウンターに。担当は優しそうなお兄さん。よかった。
 言葉では説明ができないので、ノートに「St.Lazare→Vernon→Rouen」と書いて見せる。希望の電車を聞かれたので、スケジュールが書いてあるページを見せてると、OKとまずはVernonまでの電車のチケットをキープ。次にルーアンにはどの電車に乗って行くか聞かれたので、またスケジュールを見せて、この時間の電車とお願いしたら、うんうんと頷いてチケットを発券してくれた。チケットは一人一枚でこれでルーアンまで行けるらしい。確かにサン・ラザールからヴェルノンまでとヴェルノンからルーアンまでの電車の時間が刻印されていた。
 あっという間にチケットが買えたのでやることがない。近くに売店(パンとかコーヒーとか売っている)を見つけたので、そこでコーヒーを購入して飲む事に。私が選んだのはカフェ・クレーム。カフェオレみたいなもん。昨日の夜から冷たいものしかお腹にいれてなかったので、暖かい飲み物に癒される。幸せだ。
 ちょっとゆっくりしたらホームに戻って、チケットに日付を刻印。これをしていないと罰金を取られることもあるので、必ず忘れないようにしないとね。
 まだ時間があってホーム番号が出ないので、全然違うホームに停まっている電車を見学してみた。すっごくステキな内装のsncfの列車。これ、ガイドブックに載っていたストラスブールとか方面に行くやつじゃないかな。ステキだな。新車両。
 ホームは長いので半分くらいで戻って電光掲示板を確認すると出た、出た。ルーアン行きの電車17番ホーム。いそいそと向かうと…同じsncfとは思えない暗い汚い列車だった。窓が汚いんだな。せめて、ここを綺麗にすればマシだろうに…。まだ電気もついていない薄暗い列車に乗り込んだ。人も少なく3×3のボックス席にゆっくり座ることができた。出発はまだかな。
 8時15分定刻通りサン・ラザール駅を出発。だんだん明るくなってきて、日が出たことがわかる。8時過ぎないと日が出ないのか…朝がゆっくりだね。
 母がうとうとと眠っている中、窓の外の景色を楽しむ。ヨーロッパには何度かきたけど、こうやって長距離電車に乗って自分で移動してどこかに行くのは初めて。すっごくドキドキする。バスのツアーも楽でいいけど、こういう電車の旅も楽しいよね。
 途中から霧が出はじめて、最初は幻想的だな〜と思っていたのだけど、そのうち真っ白に。なんも見えないし。
 9時1分ヴェルノン駅に到着した。電車を降りると…寒いっ! 朝もやも出て、かなりの冷え込み。さて、どっちかな…と思ったら母親が日本人親子のお母さんと話をしてた。早いな。どうやらお嬢さんが現地の方に聞いたところ、バス乗り場まで連れて行ってくれるんだって。彼女たちについていくことに。お嬢さんはパリに留学されているそうで、フランス語はペラペラ。今回はジヴェルニーに1泊する予定だそうで、ちょっと大荷物。
 バスは駅からちょっと離れたところに停まっていたんだけど、降りたほとんどの人がそのバスに向かっていったので、全く問題なくたどり着くことができた。バスは往復料金で4Euro。二人分の8Euroを払って乗った。



■ モネの家

 9時35分、ジヴェルニーのバス停の到着。既に団体さんが一組到着している。早いな。
 団体さんを避けて、モネの家に。バス停からは5分から10分くらい歩くとモネの家に到着する。看板が出ているし、他の人たちも歩いていたので地図を見なくてもたどり着けた(そもそも地図なんて持っていない)。
 モネの家は5.5Euroでお庭と家の見学ができる。庭だけのチケットもあったけど、いくらだったかな。
 売店を通り抜けて、出ると、そこには秋とは思えない花たちが咲き乱れるお庭が。こんなに寒いのになんで、こんなに花が咲いているの!? すごくない?
 驚きつつも目的は一つ。まずは空いているうちに睡蓮の池に行かないと…。団体さんが増えたらゆっくり写真も撮れなくなるから、急げ、急げ。
 看板に沿って、お庭を横切り、階段を下りて地下道を通り抜けて、階段をあがる…。遊歩道を歩いていくと、そこにまさしくモネの絵の世界が広がっていた。朝もやがかかっているせいで、一層幻想的。池の泥をかき出している(と思われる)おじさんの舟がまた雰囲気があってよい感じだ。そして、さすが朝一番。人が少ない。静か。
 ぐる〜っと一周していくと、池の真ん中辺りにはなんと睡蓮が咲いているところが。たくさんではなく、ちらほらだけど、確かに咲いている。睡蓮って夏の花だよね〜? でも、嬉しい!!
 のんびりと池を堪能したら、また地下道を通って、家の前の庭に。ここもよく見ると向日葵とか咲いてる。とにかくお花の量が半端じゃない。これだけの花を維持しようと思ったら、10月までが精一杯かも。そう、ジヴェルニーのモネの家は冬場は閉鎖。10月までしか開いてないのでせっかくだから…ときたのです。
 お花を見ながら、モネの家に。入る際、スタッフにチケットを渡すのだけど、パッと見つからず、あれ? あれ?とやっていたら、入っていいよと入れてくれた。ありがとう! 連れの母がチケットを持っていたので、大丈夫だろうと思われたと思う。見学をしながらゆっくり探すと、普通に鞄から出てきたよ。
 さて、モネの家の中…モネの写真や絵などが飾ってある部屋が最初に。2階にあるダイニングには一面の壁に浮世絵が飾ってあった。これはないだろう…と思ったら、その浮世絵が飾ってある前にモネ(だと思う)が立つ写真も飾ってあったので、どうやら、実際、こんな感じだったらしい。壁紙の代わりとして浮世絵を並べるって斬新だ。モネの家の中は写真撮影が禁止。家の中からお庭を撮影するのも禁止。どちらもステキな雰囲気なのに残念だ。
 モネの家を出たら、ちょっと一息。お手洗いを済ませ、この後混むかもしれないお土産屋さんでお買い物。とりあえず、絵葉書をキープして、ほかに欲しい物はないかな〜と広い店内を見るけど、特に心惹かれるものもなく、あっさり会計を済ませて終了。母はここが始めてのフランスでのお買い物。ドキドキしながら挨拶をしていた。少しずれているのもご愛嬌。
 買い物を済ませてゆっくりお庭を見る。池から帰ってきた辺りから既に団体客も増えていたけど、一層増えている。それも日本人率高い。周りは日本語だらけだ。特におばちゃんたちうるさいんだけど…。
 庭のお花を一通り堪能したら、やっぱり最後にもう一度睡蓮の池が見たいというので、もう一度地下道を通って池に。こっちの方が日本人少なくていい感じ。これから流れてくるのか? 一番奥まで行くとテレビの撮影をしていた。話をしていたのは日本人の女性で、日本の浮世絵からインスピレーションを受けて絵を書いたモネ。現在も日本の漫画文化がフランスに浸透していて…云々という説明をしていた。日本の漫画とかアニメ、フランスですっごい人気があるんだよね、オタクとか。なんか変な感じだ。
 お庭の所々にあるベンチにちょっと腰掛けてぼ〜っと池を眺める。こんな時間を持ていることが幸せだ。和の雰囲気のあるお庭だから、落ち着くのかもしれない。そういえば、京都のお寺さんとかでお庭をぼ〜っと眺めているのも好きだな。
 十分、堪能したら、モネの家を出て、ご飯を食べに行く。



■ ランチ

 お昼ご飯はモネの家を出て右手にあるホテルの中にあるレストランがオススメと書いてあったので、そこに行く。まだお客さんは誰もいなくて、静かだけど、席に通してもらえた。
 朝から寒くて体が冷え切ってしまっていたので、とにかく温かいものがほしい…ということで、スープをそれぞれに、あと、クレープをひとつ分け合うようにして頼んだ。
 待っている間にここで飼っているのか、小さな犬が近寄ってきた。しっぽを振り振りしててかわいい。食べ物はまだかな〜。
 出てきたスープは予想通り大きくて、クレープを半分にしてちょうどいいくらいだった。そして、温かいスープの美味しいこと!! 至福のひと時だ。やっぱり寒い時には温かい食べ物が一番だね。クレープもegg ham vegetableを頼んだけど、美味しい〜。
 お腹が満たされたら、お手洗いを借りて、ホテルを出発する。お手洗いを借りる時もスタッフの対応がよかった。気分のいいホテルだな。
 ホテルを出たら、バス乗り場に向かう。ゆっくりとした時間の流れの村で、のんびり…もっとしたかったな〜と思いつつも、電車の時間が決まっているからね。が、バス乗り場に到着しても、バスはまだきてなかった。出発まで時間がまだあるし…と思って、その辺、ふらふらする。バス停のそばに流れている小川はモネの家の睡蓮の池の横に流れる小川らしい。きっとこの小道とかもモネが歩いていたに違いない。
 バスの出発予定時間まであと5分になってもバスは到着せず…。ほかにも駅に向かう観光客の人たちが集まってきていて、「どうなってるのかな〜?」「大丈夫かな?」と言葉を交わす。電車の時間があるので、ドキドキする。結局、出発時間くらいにようやく到着。乗ってきた人をおろすと、待ってる人をすぐさま乗せて出発。早っ。駅には予定通りより早く到着した。



■ ルーアンへ

 Vernon駅に戻ると、まず時刻表で時間を確認した。……いまいちよくわからない。元々乗る予定をしていた電車がない? ホームはパリからきた時と同じホームだと思うのに、それっぽい電車のホームが反対ホームになってて、クエスチョンマークはいっぱい。でも、絶対、間違ってないはず! と到着ホームと同じホームに。
 なにやら臨時便が出ているのか、パリ行きの電車も自分が調べていたものとは違う時間に到着するし、ちゃんとルーアンに行けるか心配になってくる。が、しばらく待っていると、予定通りの時間に電車が到着。ルーアンに向かうことができた。
 ルーアンでは、ガイドブックに回り方が書いてあったので、その通り進む事にして、まずはジャンヌ・ダルク教会へ。途中、郵便局を見つけたので、切手を購入しようと入ってみるが、結構広めの郵便局で、どうすればいいのかわからない。とりあえず、順番票を取ってみて、呼ばれたので窓口に行くが、伝わらず…。記念切手が欲しいだけなんですけどね…。英語で説明するけど通じず、「日本語はわからないわ」って言われた。え〜、英語ですよ、英語〜〜!! すっごい感じの悪いおばちゃんたちだったので、もう結構です、と郵便局を出た。
 ルーアンはジャンヌ・ダルク最期の土地として有名な町で、ジャンヌ・ダルク教会もジャンヌ・ダルクが火刑に処せられたヴュ・マルシェ広場の側にあり、ジャンヌ・ダルクの慰霊のために建てられたんだとか。
 教会は現代のもので、不思議なデザイン。魂が天に昇っていく形をイメージしているらしく、三角錐のような形?
 中に入ると素晴らしいステンドグラスを見ることができる。ステンドグラスは一部サン・ヴァンサン教会のものを移してきたということで、16世紀のものもあるんだとか。明るくてステキな教会だ。
 ジャンヌ・ダルク教会を出たら、大時計通りを抜けて、大聖堂に向かう。途中に14〜16世紀に作られた大時計がある。どこかで見たことあるような感じだな〜と思ったら、イギリスのチェスターにあった時計!! でも、あれは1897年にできたものだから……こっちのが相当古いわけだ。この時計があるあたりがこの町の中心街らしく、お店も多く栄えている。
 大時計を潜り抜けて真っ直ぐ行くと、ルーアンの大聖堂が見えてくる。この大聖堂は「モネの大聖堂の絵」で有名。とても大きな教会だけど、前の広場がさほど広くないので、正面の全体をカメラにおさめるのは困難を極める。
 この教会を含め、ルーアンにはフランボワイヤン・ゴシック様式という後期ゴシック様式で建てられた教会が多く、燃え上がるような炎のようなモチーフがポイントだそうだ。
 中に入ると、シンプルで広いイメージ。ブルーを基調とした薔薇窓はとても美しい。
 そろそろ休憩もかねて…と、ネットでルーアンに行くなら、カテドラル(大聖堂のこと)の北側にある「DAME」というサロン・ド・テがオススメと紹介してもらったので、探す…が、見つからず。
 「北側ってこっちだよね〜」と、辺りを探しても見つからない。古い木組みの建物が建ち並び、思いっきり斜めってる建物もあって、なんだか不思議の世界とかだまし絵を見ているみたい。
 サロン・ド・テは諦めて、先に向かって歩いていると、途中、とてもステキな陶磁器のお店に出会った。その後もいくつも見かけたけど、このお店のは本当ステキな絵付けがされていて、お値段もそれなり。母とステキだね〜と言って、でも、高いし、持って帰るのが大変だから...と諦めただけど、後で、やっぱりここで買っておけばよかった…と後悔した。
 続いてやってきたのはサン・マクルー教会。この教会もフランボワイヤン・ゴシック様式で建てられている。この教会の正面の広場は一段と狭く、大聖堂以上に写真が撮れない!!
 この教会の納骨堂(?)は現在、美術学校だかになってるそうで、見学も可能らしいので、探してみる事に。「この辺りだよね〜」とまたさ迷う。地図にも載っているのだけど、どうしても見つからない。一箇所、奥に入れそうな通路を発見。これがそうなのかな? それとも、家の入口? とちょっと不安になるような場所を発見。よく見ると、「Aitre Saint Maclou」の文字が。これだ!!
 中に入ると若い子たちが幾人か中庭にいて、こっちをチラチラ見てくる。もしや、入ってはいけなかったのか? 建物内でも、若い子達が何かやっている。学校…だもんね。建物はとても古い雰囲気で、違う世界に入ってしまったような感じだけど、通っている子たちは今時な感じ。納骨堂だったというこの場所で授業を受けるの、怖くないのかな〜。私だったら夜とか残れない!! 無理!!
 お茶ができる場所を探しつつ、最後にサン・トゥーアン教会に向かう。この教会もフランボワイヤン・ゴシック様式で建てられていて、中央にある尖塔は「ノルマンディの王冠」と称され、名高いものだそうだ。修復工事で足場が組まれているのが非常に残念。青空に映えて綺麗なのに…。
 近づいて入れる場所を探す。正面は…違うらしい。裏側に回ってみるも、中庭?みたいになっていて、たくさんの人がのんびり過ごしていた。そこを通り抜けて、入れる場所があったので、入ってみると…ん? ホテル??? 仕方がないのでこれも通過。正面に戻ってくる。入れないじゃないか!!
 内陣はモン・サン・ミッシェルの修道院のものと似ているそうだ。修道院長が両方の院長を兼ねていたからだそうだが、こっちが本家らしいというので、楽しみにしていたんだけど…。帰ってきて調べてわかった事だけど、定休日だったっぽい…。よくわからない。
 たくさん歩いて、疲れたね〜とサロン・ド・テを探していたら、途中にあった紳士服のお店にステキなマフラーが。カラフルだけど、色の組み合わせが絶妙! とてもセンスがいい。派手すぎず、落ち着いているけど、パッと明るくなるような感じだし、いいんじゃない…と、父へのお土産に母が購入。留守番をしてくれている父へのお土産はずっと気になっていたので、これでスッキリ。
 安心したところで、軽い喫茶店のようなサロン・ド・テを発見したので、そこに杯ってスプライトを頼む。もう冷たい飲み物が飲みたかったの。生き返る〜。
 まだ時間はあるけど、駅から旧市街まで結構距離があったし、のんびり駅に向かおうか…とお店を出て、ふらふらと駅方面へと向かっていく。なんか、思いのほか、駅近くまで戻ってきていたらしい。予想より早く戻ってきてしまった。まだ時間があるし…とのんびり反対方向に向かって歩いてみる。ホーンテッドマンションみたいなお屋敷があったりして、旧市街とはまた違った雰囲気。普通の家…じゃないよね〜。なんだろう?と首を傾げつつも回答はなく…。
 結局早いけど、駅で待つことにした。駅にはお土産も売っている小さな売店やパン屋さんもあったので、パンを購入。パンを食べながら電車の時間を待つ。他にもたくさんの人が待っている。大きな荷物を持ってる人も多い。
 30分くらい待ってたかな。乗る予定にしていたパリ行きの電車のホームが表示されたので、移動した。17:18ルーアン発パリ行き。行きよりいいイスで明るい。結構混んでいて、大きな荷物を持った若者たちもたくさんいた。



■ ルーブル

 18:50定刻通りパリSt.Lazare駅に到着。地下鉄3番線に乗ってOPERAに行き、7番線に乗換え。ルーブルに向かう。
 この日の晩ご飯はルーブルのカルーゼル内にあるレストランフードコートでとるって決めていたのだ。
 ここのフードコート、前にフランスにきた時にも夜利用して、お値段はお手ごろでおいしいし、気軽だし、空いてるし、ホテルから近いし、いいかな…と。
 何にしようかな〜と悩んだけど、結局、多分、前回も利用したお店と同じお店で購入。お肉とポテト、サラダに飲み物のセット。疲れた体に暖かい食べ物は幸せになるね。そして、美味しい。
 フードコートは程ほどに混んでいて、席もほぼいっぱい。前とは雰囲気が変わってたけど、利用のしやすさは同じだった!

 早々私がホテルに帰るわけもなく…金曜日はルーブル美術館が夜遅くまで開いている日。微妙に疲れているっぽい母を連れまわして、美術館に入ることに。途中で郵便局を発見! ルーブルカルーゼル内の郵便局ってここにあったのか…って感じ。早速、入ってみると、記念切手が飾られている。お兄さんに声をかけて、飾られているあの記念切手が欲しい!って言うと、コレ?といろいろ出してくれる。切手の額面を見て、「この切手だったら一枚で日本に送れる?」って聞いたら、「大丈夫だよ」って教えてもらえたので、安心してその切手を大量購入。そのほかにも自分へのお土産にいろんなステキなデザインの記念切手も購入した。お兄さん、すっごいいい人でよかった〜。

 ルーブル美術館には初日に購入していたパリミュージアムパスで入場。2日間使えるので、今日明日で使用でOK。
 まずはドノン翼にあるサモトラケのニケから。大好きなの。ずっと見ていたいくらい。あちこちの角度から堪能して、続いて、モナリザ、ミロのヴィーナスと有名どこだけを見学。母が疲れてふらふらしているっぽいので、ささっと見たら、ホテルへ戻る。こういう時、ホテルが近いと楽でいい。母もルーブルからホテルまでの近さを喜んでいた。



■ ホテルへ

 まだ夜明け前の朝早くにホテルを出て行って、21時半にようやく戻ると、フロントのおじさんが、鍵を出してくれながら「元気か?」って声をかけてくれた。「もうヘトヘト。疲れたよ〜」と答えると「そりゃ、そうだろう!」って。
 部屋に戻ろうとすると、改装中のこのホテル…扉に書いてあった部屋番号(っていっても、鉛筆書きだったわけだけど)が消えてた!! ここ…だよね…。間違えてたらやだな〜と思いつつ、多分、コレ…という扉に鍵を差込み、開ける。間違えてなかった! よかった〜。扉も綺麗に塗りなおされ、どんどん綺麗になっていくんだね。
 部屋に入ると、さっさと荷物の整理をして、順番にお風呂に入る。母は本当に疲れていたようで、早々と寝たみたいだけど、私はお風呂上りで体が火照って火照って…なかなか寝付けず。暑い…。
 こうして2日目の夜も更けていったのだった…。




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