■ 春爛漫♪花咲くヨーロッパ紀行 ■   |         5          Photo |TOP|HOME|

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ベルギー
〜屋根のない美術館〜

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5日目:2010年5月18日(火)

■ ブルージュへGo

 6時半起床。外は曇り空だ。ささっと荷造りだけ済ませて、朝食を食べにダイニングへ。このホテルだけ朝食付きで予約をしていたのだ。ダイニングに食べにきている人はわりと白人さんが多くて、東洋人はいない。こういうホテルって、てっきりアジア系のツアーでよく使うのかと思ったのだけど、そうわけではないらしい。朝食はバイキング形式でささっと済ませて、今日も元気に出発だ。
 スーツケースをホテルのフロントに預けて、ブリュッセル中央駅に向かう。途中、グラン・プラスを通っていくことにしたのだが、夕方とも夜ともまた違った景色。少し青空も見えるし、とても美しい。広場の真ん中ではお花売りの準備をしていた。
 8時25分、中央駅に到着した。電車の時間を見ると8時27分発があるという。間に合わないよね〜、と言いながら、チケットを購入して、ホームに向かってみたら、なんと、電車が遅れていて、間に合ってしまった。遅れは5分くらいだったか…私たちが乗り込むとすぐにドアがしまった。ラッキーすぎる。
 いまいちこの電車の仕組みがわからないのだけど、乗り込んでみると座席の窓のところに「Reserve ○○−△△」と書いてある紙がある席ばかりで、どこに座っていいのかわからない。うろうろしてたら、同じようにさまよってる人に出会った。「たぶん大丈夫だとは思うけど、もし気になるなら、紙がない席を探すといいわよ」と教えてくれる。なるほど。車両を移ってみると、紙がない席がたくさんあり、座ることができた。一番端の車両だったから、順番に予約席が埋まっていたのかな。ちなみに紙には予約区間が書いてあり、それ以外の区間は座ってもいいらしい。
 1時間後…到着は定刻通り、ブルージュ駅に到着した。



■ 屋根のない美術館

 やってきたブルージュの町は「屋根のない美術館」とも言われる美しい街だ。もしくは別名「北の水の都」。運河が町の中をはしっている。
 そもそもベルギーでブリュッセル以外にどこに行くか…と悩んだ際、『フランダースの犬』のネロとパトラッシュが最後死んだらしいアントワープの町か、このブルージュの町かどっちにするか悩んだ。決めては「レース」。ブルージュはレースの町としても有名で、レース好きとしては、やはり外せない…ということで、ブルージュにやってきた。
 ブルージュについたら、まずやりたかったこと。郵便局探し。ベルギーからも絵葉書を出したいと思っていたのに、ブリュッセルのグラン・プラスのあたりでは郵便局が見つからず(観光局みたいなところで聞いたら、もう時間的に閉まってると言われた)、ブルージュで…と思っていたのだ。ガイドブックには駅に郵便局があるとあったので、探したのだが、見つからず。その代わり、ブルージュの駅で配っていたドリンクをもらった。ビタミンドリンク? 友人が気づいてもらってきてくれたのだけど、これが後で飲んでみたらまずくて…。シロップの薬みたい。友人がもらったのは味が違って、それはマシだったから、あたりはずれあり? このドリンク、帰国後、日本でもちらほら見始めて、最近は結構あちこちで売ってる。1本250円くらいするっぽい。もらってラッキーだったのかな。まずかったけど。
 ブルージュの町の真ん中…マルクト広場まではバスで行くこともできるが、歩いても15分くらいで到着することができる。ブルージュで降り立った人の大半はこのマルクト広場方面に向かっていくので、おおよそついていけばたどり着くことができる。細くて迷路みたいな道を歩いていく。道沿いにはかわいい家が建っていて、歩いていてもとても楽しい。
 マルクト広場には高い鐘楼があって、「あれだよね〜」と言いながらその鐘楼に向かって歩いていたのだけど、たどり着いたら、教会??? ここどこ? また迷子になる。
 落ち着いてその教会の場所を割り出し、改めてマルクト広場へと向かう。途中にあった本屋さんにとてもかわいい絵葉書を見つけ、購入。ついでに郵便局の場所を聞いたら、マルクト広場にあるって。場所もきちんと教えてもらったので安心。まっすぐマルクト広場に向かう。
 マルクト広場に到着した私たちの第一声は「かわいい!!」だった。まるでおもちゃの国みたいだ。同じ広場でもグラン・プラスとは全く違う。パッと目に入るのは形のかわいい建物たち。これもギルドハウスだという。ギルドハウスと向かってあるのが、鐘楼。 そして、サイド?にはゴシック様式の州庁舎がある。広場の真ん中にはフランス軍とたたかった町の英雄の像があり、その周りに馬車がとまっている。素敵な広場だな〜。
 広場を堪能したら、とりあえず郵便局に行って、切手を購入。ささっと手紙を書いて投函! これですっきり〜。



■ 鐘楼をのぼってみよう

 町のシンボル、鐘楼。のぼることができる。人数制限があるらしいが、特に混んでいなくて、すぐのぼり始めることができた。狭い螺旋階段で、グルグルグルグルグルグルグルグルグル…そりゃあ考えてみたら、鐘楼なんて細いところを昇って行くんだから、細い螺旋階段なのはわかりきっていたこと。気を紛らわすために、「1,2,3,4,5,6,7,8,9…」と階段の段数を数えてみた。
 途中、オルゴールみたいな仕掛けがあって、そこは人が入って調整をしている。もしかして、カリヨンが鳴らないのはこのせい!? ブルージュの鐘楼のカリヨンは有名で、とても美しいというのでとても楽しみにしていた。なのに、全然、鳴らないのだ。
 休憩をしつつ、一番上まであがっていく。階段は339段!!(他にもカウントしてる人がいたんだけど、数字が違ったので、間違ってる可能性は高い)ここが一番上だよね…といっても、窓のところにはすべて金網が張られていて、いまいち楽しめない。え〜〜〜。今まで高いものに上ったのって、フィレンツェのドゥオモ、パリのノートルダム大聖堂と凱旋門、エッフェル塔だけど、どれも外に出ることができて、ゆっくり景色も見れるし、写真も撮りやすいし…だったけど、鐘楼はそうではないらしい。残念。
 ちょっぴり残念に思いつつも階段を下りていく。下りは楽〜と言いたいところだけど、目が回る〜〜。階段は狭いし、ちなみにひとつしかないので、上りも下りも同じ階段を使うということで、入れ違うのも大変。譲り合いながらおりていく。は〜〜、疲れた。
 マルクト広場に戻ったら、一本裏の道にある<DUMON>というチョコ屋さんに行くことにした。ブリュッセルにはないチョコ屋さんで、どこかでおいしい上にノイハウスに比べて安いと読んだので行ってみることに。かわいらしい店構えにぴったりの中も小さなお店。いろんなチョコがたくさん並んでいる。ここでフルーツとかナッツが入った板チョコを購入。これも父用のお土産ww



■ ブルージュ運河クルージング

 ガイドブックを見つつブルージュを散策。市庁舎をさらっと見学したりしつつ、歩いていくと運河にたどり着いた。そういえば、運河の町…と聞いていたのに、今まであまり運河を見かけなかったのだ。
 歩いていると、運河クルージング30分6ユーロの文字を見つけた。クルージングって高いと思っていたけど、6ユーロなんだ。それに30分くらいならちょっと乗ってもいいかも。チケット売り場で次の舟はいつ出るのか聞いてみた。が、回答が何を言われているのかわからない。10分がどうの…といっているのはわかる…が、なに? 自分の英語力のなさが悲しくなる。一度、売り場を離れ、友人とう〜〜んとうなっていたら「10分もかからずに出るって言ってた気がする」と解読! なるほど。やっぱり持つべきは頭のいい友人だよ。
 さっそくチケットを購入して、乗り場にならんで待つ。言われた通り5分ほどで舟を準備しはじめた。さあ、乗ろう。…と、乗るときにチケットを渡してる。そういえば、さっき購入したチケット、どうしたっけ? ポケット? ない。カバンの中? 見つからない。やばい、なくしたかも…。どうしよう…。悩んだ結果、チケット売り場に戻って、もう一回買いなおすことに。で、チケット売り場に行って、「チケットなくしたから…」と言ったら、「いいよ! 乗り場いって!!」と怒ってるように言われた。え? いいの? チケット購入するときにも言葉がわからずイライラさせてたし、「日本人はなんなんだ!!」って思っていたに違いない。とりあえず乗り場に戻ったら、チケット売りのおじさんが顔を出して、舟の準備をしていた人に「チケットなくしたらしいけど、買ってるから乗せてやって!」みたいなことを伝えてくれた。本当すみません。
 2,30人が詰めあって乗る小さな舟に乗ってクルージング出発!! 運転手兼ガイドさんがオランダ語、フランス語、英語、ドイツ語で説明してくれる。最初に「オランダ語を使う人」「フランス語を使う人」と聞いてて、「中国語の人」も聞いていたので、もし中国人がいたら、中国語での説明もしてくれたのかも。日本語はなし。それだけの言語で順番に説明していくので、かなり早口。英語も半分くらいしか聞き取れないけど、古い建物とか、なんとかさんが使っていた家とか、あとジョークでここの家の猫が云々とか、ところどころは聞き取れる感じ。
 すっかりいいお天気になって、暖かくなっていたけど、水の上はさわやかな風が吹いていて、クルージングはとても気持ちがいい。運河から見る景色はまたふつうに歩いてる時とは視点が変わっておもしろいし、説明も面白い。
 愛の湖公園という白鳥さんがいっぱいいる公園のところまできて運河クルージングはUターン。ここまでが運河で、そこに家みたいなのがあった。ここで水の調節をしているらしい。なんか説明をしてて、それは聞き取れたのだけど、なんの話だったかもう忘れた。自分で聞き取れたことを自画自賛していたのに、忘れてしまうあたり、ダメだわ。



■ レースとチョコレート

 運河クルーズを終えたら、12時過ぎ…お腹も空いてきたし…ということで、近くにあったサンドウィッチ屋さんでパニーニを購入して食べた。このパニーニがなかなかおいしくて。その後、パニーニは私のお昼ご飯の定番になるのだった。
 ご飯を食べたら、やはりブルージュにきたメインイベント? ということでレース屋さんに。あちこちレース屋さんがあるが、どこに入ればいいかわからない。伝統があるものなのかもわからないし、値段だってどんなもんか…怖くて気軽には入れないので、ガイドブックに載っていた<イルマ>というレース屋さんに入った。この<イルマ>はブルージュで作られたレースのみを取り扱っているお店らしい。
 お店に行くと日本人のツアー客たちがいっぱいいた。どうやら、ツアーでもよく使われるお店らしい。ツアーのおばさんたちにまぎれながら、のんびり探す。のんびり見ていたら、おばさんたちはワイワイ騒ぎながらさっさとレースを決めて、わ〜〜〜っと去って行った。嵐のようだ。いなくなったら静かで、ゆっくりレースを選ぶことができた。
 ツアーで使われるお店にしては珍しく、店員さんは日本語はできず英語のみ。それでも、簡単な英語を使って説明をしてくれる。日本人のお客さん向けに日本語の説明書きを用意していて、見せてくれる。なるほど。
 見ていると、どうしてもアンティークレースがひとつ欲しくなってしまった。大き目のにしようか、小さいのにしようか。デザインもいろいろあって、すっごい悩める。あとでユーロがかなり激安になっていたことが判かり、大きい方を買えばよかった…と後悔したのだけど、その時はわからず。小さい方をひとつ。それから、友達へのお土産に現代ものを数枚購入。レースって見てるだけで癒されるわ。
 レースを買ったら、次はチョコレート。まず目についた<デプラ>でチョコを購入。ここのチョコ、すっごいおいしくて、もっと買ってもよかったと思った。家にいくつか持って帰ったけど、母も「おいしい」と大絶賛。
 チョコレート屋さんはもう一箇所。<スクールブック>というお店。ここはなんか、調合するようにチョコを作っているらしく、計算づくされたおいしさ…とあったので、購入。おおよそのチョコレート屋さんは1粒とか2粒といった買い方ができるが、ここは6個とか決められた数の単位で購入。友人と半分で分けようと決めて、それぞれ3つずつチョイスした。味は…まあ、おいしいけど、期待したほどではなく…。デプラのチョコをもっと買ってくればよかった。チョコは人それぞれ好みが違うので、微妙だけど、私は全部食べてみた結果、デプラとノイハウスが好きだった。一応、記載。



■ どこを歩いても素敵!

 ブルージュの町は本当にかわいい町で、どこを見て回っても素敵な景色が広がる。調べていたお店をささっと行ってしまい、用を済ませた後は目的もなくさ迷い歩いてみたのだけど、これがまた楽しくて。
 聖母教会の美しい建物を外から眺めながら裏に行ってみると、運河があり、さっきのクルーズで古い家と紹介されていた建物が見えた。それに、そこにかかる橋がまたかわいらしい。ここの景色が気に入ったので、ちょっとここで一休みすることにして、ベンチに座り、買ってきたチョコをひとつ、二つ食べる。ゆっくりとした時間が過ぎる。こういうのもいいな〜。
 そういえば、ベルギーでやり残したこと…ブリュッセル風ワッフルをまだ食べてない! ここはブルージュだけど、ワッフルを食べに行こうとまずはマルクト広場に行ってみた。が、どうも入りたいお店が見つからない。ちょうど日がさがってきて、どのお店もまぶしそうだ。どうせ逆光で外が見えないんだったら、高いマルクト広場界隈でお店に入る価値もないし…と歩いて行ったところで出会ったカフェに入ることにした。
 ちょっと近代的なあっさりとした店内で今度こそブリュッセル風の四角いワッフルを頼む。トッピングはフルーツ盛り合わせにしてみた。そして、出てきたワッフル…これまたイメージが違う。フルーツが上にのってるのかと思ったら、ワッフルにはパウダーシュガーがたっぷりかかってて、フルーツは別の器に。ホワイ? どうやって食べるんだろう? 正しい食べ方はよくわからないけど、フルーツを1,2個乗せて、ワッフルを切って食べてみる。これがうまいのなんのって!! 念願のブリュッセル風ワッフルは外はさくっ。中はふわっとやわらかくて、とっても軽い。とにかくふわふわ。あっという間に食べ終わる〜。フルーツもいろいろあっておいしい。やばい、はまる。日本じゃ食べれないのにはまる〜〜!!
 そろそろ…と食べ終えたら駅に向かう。
 行きとは違うルートを使って、愛の湖公園を通って駅に向かった。こっちの道もなかなか素敵。



■ ブリュッセルへ

 駅に到着したら、まだ少し時間があったので、証明写真を撮ってみることにした。どこの駅に行っても日本と同じような近代的な証明写真機がある。今回、パリに行った後、購入しようと思っているメトロの切符が証明写真が必要ということで、撮ってみることにしたんだけど…どのサイズを選べばいいかまずわからない。パスポートサイズではないというのはわかってて(もっと小さいサイズ)でもそれ以外だとどれなのか…これかな?と思うのを選んで撮影してみたら…わっはっはっはっはっ!! もう笑うしかない。ハガキサイズの写真が一枚出てきたよ。これはでかすぎでしょ。っつうか、証明写真のあの顔でハガキサイズって。怖い!! これはなかったことにしよう(お見せできません)。
 15時半、電車に乗って、ブリュッセルに向かう。定刻通り到着。出発は少し遅れ気味だったけど。そういうものなのかな。
 またグラン・プラスに戻り、グラン・プラスのレース屋さんに入る。実はブルージュのレース屋さんを見てから、あとここで買おうと思って決めていたのだ。中に入るとおばあさんが一人、素敵なレースに囲まれて座っている。「ボンジュー!」挨拶をして入ると、かけられているレースを見せてもらったりして、選ぶ。結局、フレームに入ったものを二つ、家と兄夫婦へのお土産に、あと、蝶のレースのブローチと、小さなレースをいくつか購入した。小さなレースは1ユーロくらいで、お値段もお手頃でかわいかったし、もっと買ってきてもよかったかも。あまり多くないから、ここぞというときにしか使えない…と思ったら、全然使えなくなってしまった。
 心残りがないように…あとはグラン・プラス近くにある<ジャン・フィリップ・ダルシー>に行ってマカロンを購入。ここのスイーツもおいしいと聞いてて、お店の外にあるイートコーナーではお茶しているおばさまたち(日本人)。いいな〜と思いつつも時間がないので、マカロンだけでも購入していこう…と入ったら日本人の男性がスタッフにいて、対応してくれた。ちょっと味を相談しつつ、マカロンを4個購入。このマカロン、確かにおいしかった!! もしブリュッセルに行くことがあったら、ぜひ!! 超オススメ!!(って、さっきからそんなことばかり書いてる気がする)
 余談は置いといて…お店を出たところで不思議な楽器を演奏している3人組に出会う。なんだろう、あの楽器。すごくいい音がする。
 ホテルまで戻ってきたら、まだ時間があったので、ホテル裏にあるカトリーヌ教会に行ってみてから、ホテルに戻った。
 さすがシティホテル。預けていた荷物はちゃんと鍵のかかる荷物置き場に置かれ、番号札できちんと管理。スーツケースを出してもらい、タクシーを呼んでもらった。「5分ほどでくるから、ロビーの椅子に座って待ってるように」と言われたので、椅子に座って待っていた。が、全然こない。あの〜とフロントに行ったら「大丈夫。座ってるように」とだけ。しばらくして、ちゃらっとしたドライバーがようやくやってきた。どうやらお抱えタクシーっぽい。ホテルの中から笑いながら出てきた彼はタクシーはあそこ…と案内してくれるので、ついていく。トランクにスーツケースを入れて、タリスの出る南駅に向かってもらっていたら、突然、タクシーの運転手が何か言い出した。
「サングラスを忘れた!」
 は? 意味がわからないんだけど。
 話を聞いてみると、どうやら、ホテルで身づくろい?を済ませて出てきたのだが、そのホテルにサングラスを忘れてきたというのだ。忘れてきたサングラスは最近購入した高くていいもので、置いておいたらなくなってしまうから、取りに戻りたいと。
 時間がないし、困る!と伝えると、何時の電車に乗るのか確認され、それなら大丈夫だ…とホテルにUターン。メーターを0に戻して、これでいいだろう?って。よくないよっ!! 時間も返してくれ。
 混んでる道にちょっとイライラしながらも、25分に南駅に到着。電車出発まであと12分。迷子にさえならなければ問題なし。お金を支払ってさっさとホームに向かった。



■ 世界の車窓から?

 ホームにあがると、もう電車は停まっていた。さっさと乗り込んでみたが、オランダ発の時とは違って、荷物置き場はガラガラ。余裕で荷物を置くことができた。よかった。
 今回も一等席の対面席。二等席はどんなんだろう? タリスはネットで早期割引で購入すればとても安いし、一等席でも、アムステルダムからブリュッセルで39ユーロ、ブリュッセルからパリで59ユーロという安さ。これにご飯もついてくる。よくない?
 今回の移動は夕食タイムだったからか、飛行機の機内食みたいなのが出てきた。怪しげ?と思ったけど、食べてみればそれなりで、偏食がちな私でさえ食べきった。ごちそうさま。
 ブリュッセルからパリまでは1時間半ほど。ご飯も食べていればあっという間に到着する。時間が少ないせいか、すごい勢いでご飯を配ってくれるし、食べ終えたら、すぐ下げられる。あと、パリからタクシーを使う人はここでお願いするとタクシーの予約もできるらしい。私たちは電車で移動予定だったので、ここはスルーで。
 窓からの景色はとてもよくて、あちこちに菜の花畑があって、黄色い花が咲いていた。のびのびとした広い草原(畑かもしれないけど)。雲の合間から光がさして、本当、天使がおりてきそうだ。ヨーロッパのこういう景色、好きだな。
 昨日のブリュッセル到着は遅れたけど、パリには予定通り20時に到着。荷物を持って降り立った。北駅って初めて。屋根のない部分におりたった私たちはずいずいといっぱい歩く羽目に。出口が遠い。



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